便の色が赤い?黒い?専門医が解説する「赤い便(血便)」と「黒い便(タール便)」の違いと、内視鏡検査の重要性|さいたま市南区の胃腸科・肛門科|ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニック

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医療コラム COLUMN

便の色が赤い?黒い?専門医が解説する「赤い便(血便)」と「黒い便(タール便)」の違いと、内視鏡検査の重要性

更新日:2026年05月20日


トイレで便器内をみたところ、便の色がいつもと違って赤かったり、墨汁のように黒かったりすると、本当に驚いてしまいますよね。「何か大変な病気かもしれない」と、不安な気持ちでこのページにたどり着いた方もいらっしゃるかと思います。

便の色の変化は、胃や腸の健康状態を教えてくれる重要なサインです。しかし、色がおかしいからといって、必ずしも重大な病気というわけではありません。食事や一時的な体調の変化が原因のこともあります。

今回は、赤い便と黒い便の違いや考えられる原因、内視鏡検査の重要性について解説していきます。不安を抱え込まず、一緒に一つひとつ確認していきましょう。

1.便の色が教えてくれる、胃腸からのサイン(赤い便と黒い便の違い)

便に血が混じっている場合、その「色」によって、お腹のどこからサインが出ているのかをある程度推測することができます。

「赤い便(血便・鮮血便)」は大腸や肛門からのサイン

赤い血が混じった便が出た場合、肛門や直腸、大腸など「出口に近い場所(下部消化管)」からの出血が疑われます。血が出てから排泄されるまでの時間が短いため、血液本来の赤い色を保ったまま出てくるのが特徴です。

  • 考えられる主な原因: 痔(いぼ痔・きれ痔)、大腸ポリープ、大腸がん、潰瘍性大腸炎など

  • セルフチェックリスト:
    □ トイレットペーパーに真っ赤な血がつく
    □ 便器の水が赤く染まる
    □ 便の表面に赤い血が付着している、または混じっている
    □ 下痢や便秘を繰り返している

「黒い便(タール便)」は胃や十二指腸からのサイン
海苔の佃煮やイカスミのように真っ黒で、ドロドロとした便(タール便)が出た場合、胃や十二指腸など「入り口に近い場所(上部消化管)」からの出血が疑われます。胃酸と血液が混ざり合い、腸を通って排泄されるまでに時間がかかることで、血液が酸化して黒く変色するためです。

  • 考えられる主な病気: 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん、急性胃粘膜病変など

  • セルフチェックリスト:
    □ 墨汁やコールタールのような真っ黒な便が出る
    □ みぞおちに痛みや不快感がある
    □ 胃もたれや胸焼けが続いている
    □ 最近、強いストレスを感じている、または鎮痛剤をよく飲んでいる

※胃からの大量出血による「赤い便」にも注意
胃や十二指腸からの出血であっても、短時間で大量に出血した場合は例外です。血液が黒く変色する間もなく急速に腸を通過してしまうため、黒色便ではなく「赤い便」として排出されるケースがあります。大量出血は緊急性が非常に高いため、便の色に関わらず、強いふらつきや冷や汗などを伴う場合は直ちに医療機関を受診してください。

※病気以外でも「黒い便」になることがあります

真っ黒な便が出たからといって、すべてが病気による出血とは限りません。例えば、貧血の治療で「鉄剤」を内服している方は、便が黒くなります。また、前日にイカスミ料理や赤ワイン、大量のお肉、ブルーベリーなどを召し上がった場合や、鼻血・口の中の出血を飲み込んだ場合にも、一時的に便が黒くなることがあります。 心当たりがないのに黒い便が続く、あるいはフラフラする(貧血症状がある)といった場合は、早めの受診が大切です。

2.早期発見のために。当院の「負担が少なく、見逃さない」胃内視鏡検査

「検査が必要かもしれないけれど、カメラは苦しそうで怖い」と受診をためらう方は少なくありません。当院では、皆様の負担を最小限に抑え、安心して検査を受けていただける体制を整えています。

  • 患者様負担を抑える「経鼻内視鏡」の採用
    当院の胃内視鏡検査では、胃カメラを鼻から挿入する「経鼻内視鏡」を採用しています。胃カメラの中でも特に小さい(細い)サイズを使用するため、検査時に生じる痛みや違和感などの患者様負担を大幅に抑えることができます。通常、経鼻内視鏡検査では鎮静剤を使用しませんが、「のどを通るときのオエッとなる嘔吐反射が苦手」「どうしても不安」な方には鎮静剤を使うこともできますので、どうぞお気軽にご相談ください。
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  • 年間4000件の胃カメラ実績と最新AI技術
    当院では年間4000件の胃カメラを施行しており、その全てで医師の診断補助を行う内視鏡画像診断支援システム(gastroAI-model G)を用いています。当院の名誉理事長・多田智裕医師が長年研究を重ねてきた胃がんの人工知能診断に関する知見などを活かし、人の目とAIの「ダブルチェック」で病変の見逃しを防ぎます。大腸カメラとの同日検査にも対応可能です。
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3.【FAQ】専門医がお答えする、よくあるご質問

Q1. 鮮やかな赤い血が出たのですが、たぶん痔だと思います。それでも検査は必要ですか?
A. 鮮血=痔と思い込んで放置してしまう方が非常に多いのですが、日々の診療では「痔だと思って来院されたら、直腸がんや大腸ポリープが隠れていた」というケースも少なくありません。自己判断はリスクが伴いますので、一度専門医の診察を受けることをお勧めします。
Q2. 黒い便が出ましたが、胃痛はありません。様子を見てもいいですか?
A. 胃潰瘍や十二指腸潰瘍などから一時的に多量に出血した場合、痛みを伴わずに黒い便だけが出ることもあります。先述の通り、食事や鉄剤の影響であれば問題ありませんが、病気による出血が続くと貧血で倒れてしまう危険性もあります。痛みがなくても、黒い便が続くようであれば一度ご相談ください。

4.便に異常を感じたら、ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニックへ相談を

便の色の異常は、身体からの重要なサインです。当院は皆様の健康管理に寄り添い、どんな小さな不安も気軽に相談できるクリニックを目指しています。

「少し様子を見よう」と先延ばしにせず、どうぞお気軽にご相談ください。

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専門医による高度な内視鏡検査を広域から受診いただけます

当院では、胃腸内科(消化器内科)および肛門科の専門治療を提供しており、経鼻胃内視鏡検査(胃カメラ)や大腸内視鏡検査(大腸カメラ)に幅広く対応しております。

武蔵浦和駅からアクセスしやすい立地にあり、苦痛に配慮した高度な内視鏡検査を行っていることから、さいたま市内だけでなく、広域からも非常に多くの方にご来院いただいております。

沿線・周辺地域からのアクセス

  • JR沿線からお越しの方: 中浦和、南浦和、西浦和、北戸田などの各駅からスムーズにアクセスいただけます。

  • 近隣市町村からお越しの方: さいたま市(浦和・大宮など)全域をはじめ、戸田市、蕨市、川口市、朝霞市、上尾市など、多方面から多くの患者様をお迎えしています。

遠方からお越しの方にも、スムーズかつ安心して検査を受けていただける診療体制を整えております。

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【作成・監修】

ジェイズ胃腸内視鏡・肛門クリニック
理事長 柴田 淳一

【資格・所属学会】

東京大学大学院修了 医学博士
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本大腸肛門病学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本消化器外科学会専門医
消化器がん外科治療認定医
浦和医師会胃がん検診読影委員 など

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